💭 「老後資金、どうする?」と聞かれてフリーズするあなたへ
「FIREって、投資で数千万円つくって、早期リタイアするやつでしょ?無理無理…」
そんな風に思ったこと、ありませんか?
僕もかつてはそうでした。
ビットコイン投資詐欺で全財産を失い、純資産はマイナス数百万円。
でも、今は「コーストFIRE」という選択肢を知ったおかげで、心がラクになったんです。
この記事では、「コーストFIREってなに?」という基礎から、
僕がそれを目指す理由、そして必要な金額や実現のヒントまで、まるっと解説していきます。
「投資なんて今はムリ。でも、将来の安心はほしい」
そんなあなたにこそ、届いてほしい記事です。
🔍 “老後の不安”は、なぜこんなにも重たいのか?
老後資金って、めちゃくちゃ不透明じゃないですか?
「2000万円問題」なんて言われても、実感わかない。
でも毎月、税金・保険・保育料に追われて、貯金どころじゃない。
将来の年金額は下がるかもしれない
子どもの教育費はいくらかかるか読めない
今の生活を削ってまで老後に備えるのは、正直しんどい
こんな状態だから、多くの人が“将来のための資産形成”を先送りにしてしまうんです。
そして気づいた頃には…「あと15年しかない。今さらもうムリじゃね?」
──これが典型的な老後不安のメカニズムです。
💡 「今だけ頑張る」という逆転の発想──コーストFIREとは?
そこで登場するのが コーストFIRE という考え方。
ざっくり言うと:
老後に必要な資産を“先に”つくっておいて、その後は運用益に任せて“滑走(コースト)”する
というスタイルです。
ポイントは、“完全リタイア”を目指すFIREとは違い、「生活費は自力で稼ぎ続ける」こと。
でも、老後資金については、もう積み立てなくていい状態 をつくるんです。
たとえばこんなイメージ:
- 30代:ガッツリ投資に振って、老後に必要な資産の元本を形成
- 40代以降:生活費だけ稼ぐ仕事スタイルにシフト(=好きな仕事に絞れる)
- 60代:投資の複利で資産が増え、老後の生活費をまかなえる
FIREの「今は苦しんで、後で楽する」という構造ではなく、
「今そこそこ頑張って、後はゆる~く働く」 という戦略なんです。
🔧 月13万円投資で目指す僕のリアルなコーストFIRE設計図
実際に、僕は夫婦二人分のNISAとiDeCoに毎月13万円を全世界株に投資しています(2024年の1年間は月24万円)。
正直、少し無理してます。でもそれは、“今だけ”の覚悟です。
僕の目標はこうです:
- コーストFIRE達成時の目標金額:5,000万円
- 到達希望年齢:45歳までに元本3,000万円程度をつくって、あとは年利5〜7%で複利運用
- その後の働き方:完全FIREは目指さず、週2・3 タクシードライバー+副業(ブログなど)で生活費をまかなう
この考えにたどり着いたのは、「全部を手に入れようとしない」 と決めたからです。
「タワマンやランボルギーニは別に必要ない」
「お金のためだけに人生を削りたくない」
「でも、老後に路頭に迷いたくもない」
そんな矛盾を解決してくれたのが、コーストFIREという丁度いい“足るを知る”戦略でした。
🌱 “自分にとっての幸せ”こそが、FIREの出発点

自分にとって「幸せとはなにか」──それを最初に明確にすることが、大事なんだと思います。
僕にとっての幸せは、たとえばこんなことです。
- 住宅が密集していない場所で、ゆったりと暮らしたい
- 車で気持ちよく走りたい
- 家族との時間をたくさん取りたい
- たくさん親孝行がしたい
- 「働く」を“義務”ではなく“選択肢”にしたい
最初の結婚生活では、東京23区内の賃貸マンションに住み、車も所有していました。 でも──僕は完全に戸建て派。マンション暮らしは、どこか息が詰まりました。
車も、たまの休日に乗るだけ。しかも信号だらけの東京の道路じゃ、「気持ちよく走る」なんて到底無理です。
通勤や買い物も、いつも時間に追われているような毎日。 気づけば、“好きな暮らし”どころか、“自分の時間”すらほとんどありませんでした。
もっと稼がなきゃ、自由なんて手に入らない
でも今は、それが“思考の罠”だったとわかります。
自分にとっての「幸せとはなにか」── まずはそれを見つめ直すこと。 それこそが、資産形成の本当のスタートラインなんだと、今は思います。
そして今、地元の一戸建てで暮らすようになって──
本当に、幸せだと感じられるようになりました。
📚 僕が「コーストFIRE」に目覚めた、たった一冊の本
実はこの「最初だけ頑張って、あとはゆるく生きる」という投資戦略──
僕が初めてその考え方に出会ったのが、井上ヨウスケさんの著書
『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアするお金の増やし方』でした。
FIRE=「一生必死に投資し続けるもの」と思い込んでいた僕にとって、
この本に書かれていた“元本だけ先につくって、あとは複利で逃げ切る”という発想は衝撃でした。
さらに言えば、僕が今のように「月24万円→500万円超え→月13万円に抑える」
というステップを踏んでいるのも、この考え方をベースに実践しているからなんです。
「なんとなくは分かるけど、もう少し噛み砕いて知りたい」
という方には、下記のフェルミ漫画大学の動画がめちゃくちゃ分かりやすかったです👇
本の内容が気になる方には、今後、別記事でじっくりレビューする予定です。
FIREに興味があるけど「完全リタイアは現実的じゃない」と思っていた人には、
かなり響くはずなので、ぜひチェックしてみてください。
📝 インデックス投資は“夢”じゃない。“現実的な逃げ道”だ
コーストFIREの要は、時間と複利を味方につけること。
例えば──
30歳で500万円を年利7%で投資すると、65歳で約7600万円になります。
逆に、45歳から月10万円を20年投資しても、得られるのは約5000万円程度。
つまり、「早く始めて、あとは寝かせておく」戦略が最強なんです。
よく見る「年利7%」なんてつまらない──と思っていた僕が、
今では「これこそが、黄金を生み出す錬金術じゃん」と考え直すようになったんです。
時間を味方にできれば、
ムリなく、派手じゃなく、でも確実に“生き延びる”ための選択肢が持てる。
それが、インデックス投資 × コーストFIREの最大の魅力です。
👤 《ゼロからFIREを目指す:高峰 凌 の「今だから言えるんですけど…」》
正直、僕は一度すべてを失っています。
仮想通貨詐欺で350万円がゼロに。どころか、借金も残りました。
「人生終わった」と思いました。
でも、今こうして「老後が楽しみ」なんて言えるのは、
“自分なりの丁度いい方法”があると知れたからです。
コーストFIREを知ったとき、
「あ、これなら、俺でもいけるかも」と思えたんですよね。
派手な成功を追いかける必要はない
着実に、自分のペースで進めばいい
将来に怯える夜が減った、それだけで価値がある
あなたにも、その感覚を味わってほしい。
✍️ まとめ
- ✅ コーストFIREとは、老後資金を先に用意しておくことで「その後はムリせず働ける」戦略
- ✅ 今の生活をすべて犠牲にしなくても、未来を守れる
- ✅ 月数万円でも、早く始めれば十分に間に合う
- ✅ 派手さよりも、地に足のついた“静かな安心”が手に入る
あなたが何もしていない今この瞬間にも、「時間の複利」は静かに動いています。
始めるなら、今日。あなたの人生に、滑走路を敷きましょう。