🔹 「FIREって、結局なんなの?」から始まった僕の疑問。
「FIREって最近よく聞くけど、正直よくわからない…」
そんなモヤモヤを抱えたまま、SNSやニュースを眺めていませんか?
僕・高峰 凌は──ビットコイン詐欺で全財産を失い、純資産はマイナス700万円超になりました。そこから再起を誓い、いまは妻と一緒にCoast FIREを目指して資産形成を進めています。
この記事では、
- FIREの意味と4つのタイプ
- 家庭持ち・ごく普通の収入でも目指せる理由
- まず何から手をつければいいか
を、“いまさら聞けない人”向けにかみ砕いて解説します。読み終わるころには「知らなかった自分」を笑えるはずです。
🔹 いまFIREが注目される3つの社会背景
🔸 終身雇用が幻想になった
「60歳まで勤め上げれば安泰」──そんな時代は終わりました。賃金の伸び悩み、早期退職募集、AIによる業務削減…。“会社=安全地帯”という前提が崩れた今、「自分で自分を守る」選択肢としてFIREが脚光を浴びています。
🔸 社会保障への不安
年金開始年齢の引き上げ、医療費の自己負担増。“もらえるはずのお金”が減るトレンドは加速する一方です。だからこそ「自前で資産を育てる」発想が現実的になったのです。
🔸 働き方の多様化
リモートワーク、副業解禁、ギグワーク…。「生活費を全部“労働所得”でまかなう必要はない」と気づく人が増え、資産所得とのハイブリッドを志向する流れが生まれています。
🔹 FIREには4つのタイプ──あなたに合う選択肢が見える

▲ FIREの4タイプは、目指す山の高さとペースが違うだけ──どれもゴールに続く道。
タイプ | ざっくり概要 | 向いている人 |
---|---|---|
Fat FIRE | 贅沢な水準を維持しつつ完全リタイア | 高年収・起業家 |
Lean FIRE | 最低限の生活費でミニマルにリタイア | 独身・ミニマリスト |
Barista FIRE | 資産+パート収入でゆるく働く | 好きな仕事を少し続けたい人 |
Coast FIRE | 若いうちに元本を作り、以降は資産成長に“乗る” | 子育て世帯・会社員 |
🔹 著者は「ほぼCoast状態」
僕が狙うのは Coast FIRE。理由はシンプルです。
- 子育てもキャリアも捨てずに、将来の安心を前倒しで確保できるから
- 20〜40代で必要元本を作れば、その後は投資リターンが“雪だるま式”に育つ
- 日々の生活費は給与+副業でまかなうので、キャッシュフローも犠牲にしない
実際、僕自身も気づけば「ほぼCoast状態」に片足を突っ込んでいました。
(👉 詳しくは こちらのシミュレーション記事 にまとめています)
ただ、最終的に目指しているのは1億円以上の完全FIREです。
🔹 まずは生活防衛資金──FIREより大事な“最初の一歩”
「投資? その前に“もしもの6か月”を確保しよう」
🔸 生活防衛資金とは
家計が一時的に止まっても暮らしを維持できる現金クッション。目安は「生活費の3〜6か月分」。我が家は子育て世帯なので、6か月分=約180万円を常時手元に置いています。

でも、育休に入った今思うのは「育休を取るなら6ヶ月分は最低ライン」ということ。育休手当はあるけど、入ってくるのに4ヶ月とかかかるので、もう少し用意したほうが安心して子育てできるかなと思います🧐
👉 参考記事:投資はまだ早い?僕たち夫婦が生活防衛資金180万円を真っ先に貯めた理由
🔸 なぜ投資より優先か
- 急な失業・病気のとき、株は売りたくても暴落しているかもしれない
- 「最悪、半年は生き延びられる」という安心感が投資メンタルを安定させる
- 結果的に長期投資を“握力強く”続けられる
🔸 貯め方のコツ
- 固定費カットは“額”より“構造”:通信・サブスク・家賃光熱費を一度見直す
- “先取り貯蓄”を自動化:給料日に別口座へ移す仕組み化
- 副業も積極的に:A8.net自己アフィリで最初の10~20万円を稼ぐ&メルカリで不用品販売
生活防衛資金ができて初めて、NISAのフル活用やS&P500投信の積立が“攻め”として機能します。
🔹 “マイナス700万円”から始まった僕が、いま思うこと
ビットコイン詐欺(BITREGION事件)で全財産を失った28歳のある日、
「もう二度と、お金で人生を壊されたくない」
と誓いました。
FIREは逃げではなく、「いつでも“選べる”自分になるための戦略」。
- 平凡なサラリーマンでも
- 家族がいても
- 借金からの再スタートでも
今日から“設計図”を描く人こそ、10年後に笑っています。
“今さら”なんてありません。今日が一番若い日。一緒に、自分の人生を取り戻しましょう!
🔹 次の一歩
- 生活費を洗い出し「6か月分」の数字をメモする
- 固定費を3つ見直してみる
- 生活防衛資金を貯めながらNISA口座を準備──「資産を働かせる」フェーズへ
“お金の仕組み”に強い人が、結局は自由になる。行動あるのみ。あなたなら、きっと大丈夫です。