🔹 投資より先に「生活防衛資金」を貯めた理由
僕が「本格的に投資を始めるよりも先に、生活防衛資金だ」と意識するようになったのは、資産家で典型的な“金持ち父さん”である義父の一言がきっかけでした。
「投資をする前に、まずは半年分の生活費を貯めなさい。」
正直、この話を聞く前は「生活防衛資金は3ヶ月分で十分」と思っていた僕。
「6ヶ月分も貯金するのかぁ。早く投資でガンガン資金増やしたいんだけどな…」とモヤモヤしました。
でも、冷静に考えると家族持ちはリスクの種類も大きさも違います。
- 車の車検や突然の故障
- 冷蔵庫や洗濯機が同時に壊れる
- 教育費や冠婚葬祭といった突発イベント
独身時代は想像すらしていなかった「お金の出口」が、家庭を持つと一気に増えるんですよね。
🔹 生活防衛資金が“投資より優先”な3つの理由
🔸 投資メンタル(握力)を守る
株価が下がったとき、「このお金を売らないと生活できない」と思った瞬間、投資は続けられなくなります。生活防衛資金は、その恐怖をブロックしてくれる壁です。
🔸 家族イベントやトラブルは予測不能
結婚式のご祝儀、親の介護、子どもの塾代──こうした支出は待ってくれません。投資資金を取り崩す前に、現金で対応できることが家計の安定につながります。
🔸 「半年養える」という精神的保険の価値
6か月分の生活費があると、「もし仕事を失っても半年は大丈夫」と思える。この余裕が、むしろ攻めの投資姿勢を長く保つための土台になるんです。
🔹 180万円を貯めるための現実的ステップ例
とはいえ「ゼロから半年分の生活費を貯めろ」と言われてもピンと来ませんよね。
そこで、一般家庭でも再現しやすいステップを表にまとめました。
ステップ | 具体策 | 効果 |
---|---|---|
固定費ドリル | 通信:夫婦でmineoへ変更 保険:不要な特約を削除 サブスク:家族で1〜2本に集約 | 月▲2〜3万円(年間30〜36万円) |
先取り貯金×自動化 | 給料日に3〜5万円を専用口座へ自動振替 | 年36〜60万円 |
ボーナス・還付金 | 賞与の10〜20%+年末調整還付金を防衛資金へ | 年10〜20万円+α |

特に通信費。夫婦ともに大手キャリアを使っていたらチャンス💡
格安SIMに乗り換えて浮いたお金をそのまま貯蓄に回せば、年間12万円くらい貯まります。固定費のインパクトはあなどれません🤓
🔸 我が家のケース:mineoで月8,000円浮いた
ちなみに我が家も夫婦で「ワイモバイル+モバイルWi-Fi→mineo一本化」にしたことで、毎月8,000円以上の削減ができました。
ただし当時はすでに生活防衛資金を貯め終えていたので、その浮いたお金は家のインターネット固定回線の新規契約に回しました。
生活防衛資金づくりとは直接関係しませんが、「固定費削減で選択肢が広がる」ことを実感した瞬間でした。
🔸 高峰家の“裏話”:実際にはどう貯めた?
実際のところ、わが家にはもともと150万円ほど現金がありました。
残りの30万円は「投資を一時ストップして貯金を優先」することで、あっという間に貯まりました。
これは特殊ルートですが、結果的に「まず安心の現金クッションを固める」ことが、その後の投資メンタルを強くしたのは間違いありません。
🔹 6か月分の現金が与えてくれた安心感
180万円を確保してからは、家計へのストレスが一気に減りました。
- 産休・育休が重なっても生活が崩れない
- ご祝儀や旅行を“楽しみ”として支払える
- 相場が荒れても投資を続けられる
「防衛資金はお金の無駄じゃない。未来を守る投資だ」
そう思えるようになったんです。



2025年9月1日現在、実際に育休に突入した“今”思うのは
「生活防衛資金6ヶ月分は最低限だ」という事実。
投資のペースを維持したままだと、3ヶ月の育休でも少し「大丈夫かな…」という気持ちが湧いてきてます😇
慎重に考えましょう!
🔹 まとめ:生活防衛資金は“未来を守る投資”
- 独身は3か月、家族持ちは6か月が最低限の目安
- 金額よりも「安心して眠れるか」が正解
- 防衛資金があるからこそ、投資も安心して続けられる
生活防衛資金は「守りの貯金」であり、同時に「攻めの投資」を支える最強の味方です。