🔹手取り20万円で、資産形成なんて無理?──そんなふうに思ってた頃の話から
東京でタクシードライバーをしていた頃、手取りは30万円前後ありました。
でも、それは“フツーに稼げてた時期”の話。
2020年春、コロナが猛威をふるいはじめた頃──
僕の手取りは20万がやっと…のところまで落ち込みました。
「このままだとヤバい」
そう思って行動を起こし、NISAやiDeCoを使って資産形成に踏み出したのが、再起のきっかけでした。
じつは僕、個人事業主時代は利益率1%でも上げるために支出を見直すのが当たり前な生活をしていたことから、いつの間にか数字に異様にこだわる人間になったんです。
派遣社員だった頃も、手取り20万円の暮らしをしていたので、今回のようなモデルケースはまさに「過去の自分」。
だからこそ今日は、「手取り20万円の独身男が、どうやって資産形成に踏み出すか?」をテーマに、リアルな収支と改善策、そして僕なりの考えをまっすぐに書いてみたいと思います。
🔸実録|手取り20万円で一人暮らし、現実はこうなる
今回は、以下のような20代後半の独身男性(東京・一人暮らし)を想定したモデルです。
- 彼女なし、でも出会いを求めて少しずつ行動
- タバコは吸わない、お酒は付き合い程度
- 好きな食べ物:家系ラーメン
- 休日の過ごし方:アニメ・ゲーム・YouTube
- 出会いのために月1回ほどイベントに参加
- 貯金は口座に28万円
- 奨学金返済:月2万円あり
- 交通費支給、家賃手当なし
📊 収支モデル
内訳 | 金額(円) |
---|---|
【収入】 | |
手取り収入 | 200,000 |
【固定費】 | |
家賃 | 70,000 |
奨学金返済 | 20,000 |
通信費(スマホ+光回線) | 12,000 |
水道光熱費 | 10,000 |
【変動費】 | |
食費 | 35,000 |
娯楽費 | 10,000 |
交際費 | 10,000 |
交通費(定期外) | 3,000 |
日用品・消耗品 | 5,000 |
被服費・美容費 | 5,000 |
雑費(医療など) | 2,000 |
【合計】 | |
合計支出 | 182,000 |
残金 | 18,000 |
僕が資産形成に取り組む前にやったこと。それは、「お金の流れを正確に可視化する」ことでした。
そもそも、上記のような”見える化”ができていなければスタート地点にも立てません。
こちらの記事を読んで自分の立ち位置を把握してみてください👇️
👉️ あなたの家計は黒字?赤字?B/Sで家計の財政状況を見える化
🔹「余ったら貯金」では、絶対にお金は残らない
多くの人が、上記のような「残ったら貯金しよう」というスタンスで生きている。
でもこれ、実はかなり危ない考え方です。
なぜなら、「残す」ってことは意識をしない限り残らないから。
しかも、家賃7万円の物件に住んでる時点で、すでに詰みかけてるんです。
🔸視点を変えよう。「余る」じゃなくて「作る」
ここからが視点の転換です。
残すんじゃなくて、残るように整える。
そのために、毎月の支出の中で「変えられるもの」「変えられないもの」を一度リストアップしてみましょう。
結論から言うと、手取り20万円でも“攻めの資産形成”はできる。
その鍵は「固定費の最適化」と「投資マインドの導入」です。
🔹高峰的・具体的対策|僕だったらこうして月5.3万を捻出します
① スマホを格安SIMにする
- 現状:8,000円 → mineoなら20GBでも2,000円台へ
- 差額:5,000円/月の節約
👇️ mineoで通信費を浮かせた実体験はこちら

② 家賃を下げる(5万円以下の物件に引越し)
- 現状:70,000円 → 45,000円(ちょっと調べただけで、田無駅徒歩5分の綺麗な物件ありました)
- 差額:25,000円/月の節約
③ 自炊ほぼ100%で食費を最適化(週1、好きなラーメン屋に行ってヨシ)
- 現状:35,000円 → 30,000円
- 差額:5,000円/月の節約
合計:35,000円の節約+現状の18,000円残金
→ 月53,000円の余剰資金が作れます!
📌 そこからさらに…
- 行きたくない会社飲み全ブッチ(交際費10,000→イベント参加費5,000のみに)
- 娯楽費の余りを貯金へ
- 可能な限り自転車移動で電車賃削減
これらも実行すれば、月7~8万円の余剰を生み出せる可能性すらあります。
🔸 月5.3万円の潜在能力——30年間、インデックス投資したら?

どうでしょう?
手取り20万でも、30年後には5,000万をはるかに超える資産を築くことができると思うと、希望が見えてきますよね😊
僕がNISAで実際に使っているのは楽天証券です。ポイントも貯まりやすく、操作もシンプルで初心者にやさしいのが決め手でした。
ちなみに、今ならセルフバックで4,000円以上もらえるので、やるならお得なタイミングで!
👉️ 楽天証券の口座開設をセルフバックでお得に始める方法
🔹なけなしの貯金で引越ししてでも「整える」価値
もしも僕が今、この状況で資産形成に目覚めたとしたら──
少ない貯金をはたいて引っ越します。
なぜなら、家賃は最大の固定費=最強のコントロールポイントだからです。
資産形成は、「月に1万円投資すればOK」って話じゃない。
その1万円を「意識して捻出できる状態」に整えないと意味がない。
「NISAって月いくら積み立てればいいの?」という疑問は、多くの人がつまずくポイントです。
僕自身も「少額すぎたら意味ないのかな?」と不安になったので、まずはこちらの記事で考え方を整理しました。
👉️ 新NISAでいくら積み立てるべき?あなたに合った金額の見つけ方
🔸じつは元・不動産営業マン|高峰 凌 の「ココだけの話…」

じつは僕、2022年(33歳)の半年間、不動産営業をやってました。
23区内の個人宅の売買がメインだったので賃貸の専門ではないですが、不動産業界のウラ事情を少しだけお話します。
📌 本当にいい物件は、ネットには出てない
多くの人がスーモやホームズで物件を探しますが、
本当に条件のいい物件は、ネット掲載前に決まってしまいます。
不動産営業は毎朝「レインズ(宅建業者専用の物件データベース)」を見て、
良さそうな物件は即お客さんに電話やメール・LINEをして紹介してます。
スーモやホームズに載ってる頃には、「それなりな物件」が多い。
だから、いい物件を探すなら“一度はお店に直接行く”のが鉄則。
そして可能なら、不動産会社に知人がいるのが最高です。
どの業者でもレインズを使っているのでどこに行ってもいいですが、可能なら自分が住みたい街の業者を尋ねると他にはない未公開物件を持ってたりするのでオススメ。



「未公開物件=自分にとっていい物件」というわけではないので、そこまで気にしなくてもいいです。
🔹まとめ|手取り20万でも“変えられるところ”を変えれば未来は変わる
- 格安SIMでスマホ代を下げる
- 家賃を見直す
- 食費を自炊で整える
これだけで、月5万円以上の投資余力が生まれます。
そのお金を「ただ貯める」のではなく、NISAを活用して“お金に働いてもらう”。
どんなに収入が少なくても、
「整える力」と「投資マインド」があれば、再起への道は必ず拓けます。
🔸 手取り20万円のままで、人生を好転させるのは難しい?
そんなことはありません!
「変える覚悟」と「整える技術」、転職を含めた「キャリアアップ」で、
僕は“純資産マイナス700万からプラス500万”まで再起できました。
(家買ってまたマイナスになりましたけどね😅)
次は、あなたの番です。